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自分に力をくれる、小豆色の赤。

adzukiiro.

今回使ったのは、「小豆色/あずきいろ」の名がついたインクです。 12月のワークショップで初めて目にした時、その色にとっても惹かれました。あずき、と聞くとどんなイメージを想像するでしょうか?ハッとする様な鮮やかさを感じさせる赤でありながらも、落ち着いた品があります。 “小豆色とは、アズキの実のような紫味のある赤褐色のことをさします。昔から赤は祈願の色として使われており小豆を使った赤飯は、祝い事や行事には欠かせないものです。” TAG STATIONERY 京の音/小豆色


ガラスペンに透けた赤に思わず見惚れる、目を惹く色。 紙の上では派手すぎずシック。それでいてモノトーンとは違う、色彩を感じる独自の存在感があります。

この色は、「自分に力をくれる色」なのかもしれません。 名前の由来は江戸時代に赤色の「あ」と、早く軟らかくなる意味の「つき」「ずき」で「あずき」と呼ばれた説や、「あず」「あづ」が崩れやすい所を指し、煮崩れしやすいという言葉から「あずき」となった説などがあるようです。大豆より小さい豆だから漢字では小豆(しょうず)と書いてあずきと読むようになったのだそう。

中国最古の薬物書「神農本草経(しんのうほんぞうきょう)」によると、あずきの煮汁が解毒剤として使われていた記載があり、日本でも古来よりあずきは薬として用いられていたのだそう。それだけでなくあずきの赤い色が太陽や火、血といった「生命」を象徴するとも考えられ、呪術的な力を持った特別な食材として使われるようになっていったという歴史もあるようです。 神社・仏閣に見られる鳥居の赤色が魔除けとしての役割を持っていることと同じつながり。 「強さが欲しい」と惹かれる赤や、 「強さと共に」と携える赤。




叶えたいことに向かう側には、何もないところからも熱を持てるような赤がいい。きっとその時々によって、自分に力をくれる色に違いない。 やりたいことを前に進める、ウィッシュリストを作るのにもピッタリ。 使っていくうちに、その色が似合う自分になっていくというのは本当だと思います。好きな色を増やしていきたいです。 求める色や惹かれる色のお話を、今年もたくさんできますように。





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使ったもの

ガラスペン: TAG STATIONERY インクを楽しむガラスペン(F/細字) https://store.tagstationery.jp/collections/glass-dip-pen/products/glasspen_01 インク: 京の音/小豆色 https://store.tagstationery.jp/collections/ink/products/ko-0106 参考資料

井村屋株式会社 『あずきの起源』 https://www.imuraya.co.jp/azuki/features/origin/

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