光と闇の間にあるもの。
- Boudoir
- 2021年12月18日
- 読了時間: 2分
Days of discovery. 発見の日々。


TAG STATIONERYさんの京の音インクの青鈍と、山吹色のインクでグリーティングカードを書きました。 こちらは染料なので、紙にしみこむインクです。インクの色をのせた後、絵筆に水を含ませてぼかしてみました。色の濃淡がよく分かる分「書く道具」として捉えると色を重ねて濃くする印象が強くなるインクですが、画材のようにして淡くぼかす使い方も覚えておくと違った表情を出せます。同じ道具で表現の幅が広がる楽しさ。
夜と昼、その両極があってはじめて作用し合うものがあるとしたら。 その時手元で広がっている色彩は、自分にとっての「物語」を宿した色になっているのかもしれません。 詩や小説で有名なゲーテさんの書籍の中のひとつに、約20年をかけたという著書「色彩論」があります。 色の生成に光が用いられることを説明している中で、『光と闇の中間にあり両極が作用し合う「くもり」の中で色彩が成立する。「闇=光がない状態」ではなく、両方の存在が必要で、どちらかだけでは成立しない』というような考えなどが書かれています。ここでは闇に一番近い色が青、光に一番近い色が黄であるとされています。
色彩は光の行為である。行為であり、受苦である。(ゲーテ『色彩論』まえがき)
ただ条件がそろえばいい・ただ混ぜるだけで良いという訳ではなくて、中間の色彩が両極から高みを経ていくその「過程」も含めてはじめて重なり、生まれる『第3の色彩』が存在する。ちなみに両極を考えたゲーテさんとは異なり、闇は光と同等ではなく「闇=光がない状態」として光が生み出す色を研究した(りんごでお馴染みの)ニュートンさんの光学を批判した一面もあるようですが、この両極の考え方の二人がいたおかげで、私がこうして言葉を綴れてるのは事実。

心の内側を見つめる静の時間と、手で形にしていく動の時間。両極の間に生まれるものが、キラリとしたものでありますようにと描きました。
それぞれの過程が重ならないと生まれないものがあるのなら、何事も無駄にはならないということだし、どれも愛しい存在に感じられるかもしれない。
2色のインクの間に広がる世界に思いはどこまでも。
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ペン:
サクラクレパス
ピグマ 03
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