先日、お花屋さんで初めて 「ホタルブクロ」という名前の花を見かけました。
茶席でも生けられる花だそう。
虫が苦手ということもあり、 お恥ずかしい話ですが 私は本物の蛍を見たことがありません。
しかしこの花の名前に
素敵な物語が潜んでいる予感がうずうずしてしまい
ひとつ頂いて帰りました。
10日頃から15日頃までが
七十二候「腐草蛍と為る(くされたるくさほたるとなる)」の時期。
ちょうど蛍が光を放つと言われるこの時期に
ホタルブクロも咲くようですね。
灯る光の情景がもたらす静けさは、 美しい余韻です。
1/f ゆらぎ と呼ばれる、木漏れ日やろうそくの炎がもつ 規則性と不規則性が適度に組み合わさったゆらぎが 蛍の放つ光にもあるのだそう。
諸説ありますが、捕まえた蛍を このホタルブクロに入れて蛍狩りを楽しんでいたようです。
花言葉は「正義」「忠実」「貞節」などだそう。 私には蛍を入れる勇気はないので、 実際にこんな小さな照明があったら可愛いだろうなと 想像しながら眺めることにします。
関西地方は、週明けにも梅雨入りでしょうか。 雨の楽しみ方が一つでも増えるといいなと思います。
それでは、みなさまも 良い週末をお過ごしください。
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